ダイアルアップ環境での Postfix の設定
Last modified: Tue Oct 28 17:59:27 JST 2003
/usr/local/etc/main.cf
インストール時にデフォルトで /usr/local/etc/postfix に
用意される main.cf にあるコメントを読むと分かるが、デフォルト
で用意される値の多くがそのまま使える。ここでは変更の必要のある
項目について記しておく。(postconf -n した結果ではない。。。)
- mydestination = localhost, $myhostname, localhost.$mydomain
- 受信するメールの宛先。/etc/hosts 次第だが、デフォルト値に
localhost を加えることにした。
- alias_maps = hash:/etc/aliases
alias_database = hash:/etc/aliases
- (デフォルト値)
- relay_domains = $mydomain
- リレーの制限。(どのドメインのクライアントからのリレーを
許すか。どの宛先へのリレーを許すか。デフォルトは $mydestination )
- relayhost = MX.ISPdomain
- リレーする先のホスト(に my_destination 宛のもの等々を除いたものをリレー)
- sender_canonical_maps = hash:/usr/local/etc/postfix/sender_canonical
- 差出人のアドレスを書き換えるための変換テーブル
さらに、FAQ の "Running Postfix on a dialup machine" にあるように、
- defer_transports = smtp
- 自発的な SMTP によるメール配送を禁止する
- disable_dns_lookups = yes
- SMTP クライアントの DNS lookup を禁止する
といった設定をし、ダイアルアップ接続時に sendmail -q として
外部へのメールを配送するようにすると良いかも知れない。
(接続中にメールを送信した際も sendmail -q する必要があるので注意。)
sender_canonical_map
差出人アドレスを書き換える。
以下、先ほど指定した、hash:/usr/local/etc/postfix/sender_canonical の内容。
@host.mydomain @MX.ISPdomain
murase@tunagu.gr.jp